|
|
生育状況
|
主な栽培
|
8月
|
養分蓄積期
|
礼肥・ハウスビニール除去作業
|
9月
|
養分蓄積期
|
堆肥施用
|
10月
|
養分蓄積期
|
堆肥施用
|
11月
|
落葉期
|
移?作業
|
12月
|
休眠期
|
移?作業
|
1月
|
休眠期
|
剪定作業
|
2月
|
休眠期
|
剪定作業
|
3月
|
休眠期
|
剪定とハウスビニール準備
|
4月
|
発芽〜開花期
|
かん水と人工授粉作業
|
5月
|
開花期〜果実肥大期
|
摘果・摘芯作業
|
6月
|
果実肥大期
|
収穫作業
|
7月
|
養分蓄積期
|
収穫作業
|
|
休眠期:葉を落として眠っています。
養分蓄積期:来年のため葉で光合成をし、養分を枝、幹、根などに蓄えています。花芽も少しずつ成長しています。
剪定作業:すべての枝に均一に光を当て成長を揃えるため、切ったり紐で引っ張ったりして枝の角度を調整します。
ハウスビニール:雨除けに用意します。水の管理はとても大事な要素です。
摘果摘芯作業:多すぎる果実を摘み落としたり、伸びてはいけない枝の先端を切ります。
堆肥施用:栄養診断に基づき、樹毎に堆肥、肥料を施します。
移?:弱った樹を新しく味のよい品種(紅秀峰等)や、同じ品種でもより優れた樹に?え替えます。
大地の恵みを最高に享受する収穫期(果実肥大期)。 最も園の輝いている、活気に満ちた時期です。人々はさくらんぼに魅了され、樹もまた甘美な世界に誘っているかのようです。
でも樹にとってはあたかも動物の産卵や出産にも匹敵する、すなわち最も樹のエネルギーを消費する時期。
さくらんぼ狩りの終わった7月下旬からは、来年のための養分蓄積期。まずは「礼肥《です。 その吊のとおり今年の収穫に感謝し、疲れた樹への思いやりを込めた施肥、とても日本的な心を持った言葉ですね。
次に私たちはビニールハウスの屋根を開放し、樹を八ヶ岳の自然の中に帰します。 降り注ぐ太陽と慈雨と光合成。また来年の舞台の主役として輝けるように、一心に養分を蓄えていきます。
秋、満腹になった樹は落葉し、静かに眠りにつきます。
八ヶ岳おろしが吹き荒ぶ冬の寒さは天下一品、でもこの気候が春の目覚めのスイッチを入れてくれます。
そして迎えた春のある日、樹の花芽たちが一斉に開花します。
さあ受粉作業の開始、レヴューの幕が切って落とされました…。
|